勉強って、何のためにするの? [コラム]
こんにちは。
プロ家庭教師の知力会です。
生徒募集については、以下のHPをご覧ください。
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さて、今日は長い話を一つ。
勉強って何のためにするの?
こんなことやって、何の意味があるの?
受験なんてどうしてするの?
と、問われることも多々あります。
また、社会の変化スピードが速まっている今、こんなold schoolなことをやっていて意味があるのか?とも。
不安に思われるのも、ごもっともです。
ただ、学問や勉強で学んだ「内容それ自体」がそのまま役に立つことなんて、そもそも無いんです。
僕のような仕事に携わらない限り。
資格試験などとは違うんです。
では、一体何のため?
どうしてこんなに熾烈な受験戦争に巻き込まれているのか?
何を得られるのか?
それは、勉強を通して得られる「物事のとらえ方」「論理的思考力」です。
例えば、「場合の数」や「確率」の分野があります。
「~通り」なんて考える場面は、ふつうに生きていると一年でも数回くらいでしょう。
でも、条件整理の仕方などは、仕事においての資料作りに役立つと思いませんか?
また、大きな物事を考えたり説明したりするのに通じるものがあると思いませんか?
数学の「証明」だってそうです。
あれなんて論理的思考の集積体のようなもので、文章を書くにも役立ちます。
そう、学問を通じて、大人になったときに必要な思考の訓練をしてるんです。
逆に言えば、テクニックだけで入試を乗り切ることにはほとんど意味がないと思っています。
(テクニックの裏付け・理屈を分かった上で使うならば良いのですが)
それこそ、ペーパーテストしかできない人間になってしまいます。
そのような人間、これからの時代に必要とされるでしょうか?
僕のホームページには「受験を "通じて" 論理的思考力を育てる」としてあります。
受験なんて、単なる通過点であって、いわば「手段」なんです。「目的」では、ない。
ただこの20年、特に中学受験は熾烈さを増しています。
そんな中、「手段」と「目的」がすり替わってしまうのは、致し方ないことだと思っています。
「手段」とするのは、あまりに強大な壁になってしまいました。
しかしだからこそ、「勉強・学問の意味」を改めて見つめなおすべきではないでしょうか。
不安な社会情勢ですが、そこの軸はぶれてはならないと、僕は考えています。
お子様をお持ちの方々・悩める学生たちの一つの道標となれば幸いです。
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2020年 神戸女学院中 問4 ~狂った時計~ [中学受験算数]
こんにちは。
プロ家庭教師の知力会です。
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さて、昨日に引き続き神戸女学院からの問題です。
いわゆる「狂った時計」問題で、時計の針の進む速さが複数種類あるタイプです。
その中でも、今回は「正しい時間」を示す時計がありません。
そのぶん、少し捉えにくくなっています。
針の進む速さが異なるので、ここでは「時間」を「距離」のようにとらえます。
よって同じ「時間」で進んだ「距離」を比べ、比を考えます。
この問題は与えられている情報量が多くありません。
この手の問題は一見、難しく感じるのですが・・・
情報が少ないということは、注目すべき内容が限られていることも示します。
なので、実は解きやすいことも多いんですよ。
比の考え方がどこまでマスターできているか、を試されている問題です。
是非取り組んでみて下さい。
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