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与えられた図は信用しすぎてはならない ~1995年の灘中の問題に学ぶ~ [中学受験算数]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

さて、今日は「与えられた図は正しいとは限らない」という話です。
よくテストに「ただし、図は正確とは限りません」と書いてありますが・・・
大抵の場合はそれなりに正しい図であって、現実と大きく乖離していることはありません。

しかし、作為的としか思えないくらいに実際の数値と異なる図を与えてきた問題があります。
それが、本日ご紹介する1995年の灘中一日目で出題された問題です。
1999年に灘中を受験した僕も、もちろん受験勉強の時に触れていますが・・・
あまりに答えと図が異なるので、ものすごく不安になった覚えがあります。
その「不安」を、是非体感してみて下さい。

1995年 灘中学校 算数 第一日 問10 ~図形の回転移動~

いかがでしょう。
図は、出題されたものにできるだけ近づけています。
さすがにひどいですよね。いくらなんでも違いすぎます。
ただこれはもちろん出題ミスではなく、「わざと」でしょう。
確かに、ロジックに従って解いていれば、図がズレていようと何ら問題なく答えにたどり着けます。
問題の難易度自体よりも、そのあたりを試してきたと言えるのではないでしょうか。

こんな問題も出題がありますから、「なんとなくそれっぽいから・・・」はダメですよ。
騙されることもあります。

それでは、今日はこのあたりで。


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