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アウトプット [コラム]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

先日、友人(東大寺学園時代の友人、医師)のFacebook投稿で、アウトプットについてのものがありました。
それを見て、僕なりにアウトプットの役割・重要性について考えてみました。


・知識(インプット)の確認
アウトプットは、インプットした知識によって行います。
ですから、アウトプット時にインプットした知識を自然と確認していることになります。
復習ですね。
経験上、アウトプットによって復習された知識は忘れにくい印象です。
もちろん、「自分の知識は使える」と、自信にもなります。

・知識(インプット)の抜けを探す
アウトプットをすると、いかに自分のインプットに抜けやムラがあるかが分かります。
例えば僕がこのblogを書くときでも、時折自分の知識の不足に気づいたり、あるいは論理の破綻に気づいたりします。
大切なのは、その抜けに気づいた際にまたインプットを行うことです。
そしてそれをまたアウトプットしてみて、再び抜けを探します。


アウトプットの主な役割は、上のようなものでしょうか。
アウトプットは、インプットと表裏一体のようなものです。
この二つの連携がうまく取れていないと、良い方向へは行かないでしょう。

ただ、その連携というのは結構難しいもののようです。
自然に出来るお子さまもいらっしゃいます。そんな子は何の苦労もしません。
ですが、一般的にはなかなか難しいものです。

塾や、あるいは僕のような家庭教師は、その連携の一助ともなります。
自分での学習だと、どうしてもインプット偏重になりがちなので、そのバランスを改善します。
塾であれば、テストがあります。
家庭教師であれば、双方向の授業ですから、授業でアウトプットが出来ます。

アウトプットに慣れれば、大抵のお子さまは自然に出来るようになります。
ただそれでも(高校生になっても)できない例があり、その場合は付きっ切りで指導することになります。
小さい頃にインプット偏重で育ったことなどが原因のようにも思いますが、はっきりはしていません。
アウトプットには積極性・自主性が必要ですから、もしかすると性格も影響しているかもしれません。
(インプットが受け身でも可能なのとは、対極です)

いずれにせよ、伸び悩み傾向のお子さまは、アウトプットが少ない可能性を考えてみて下さい。
自分でテストを作らせてから解かせるなど、様々な工夫を試してみましょう。


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「速さと比」が苦手なお子さまに、決定的に欠けている視点 [中学受験算数]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

今日は「速さと比」に関してです。

まず、お子さまに「速さの比」と「時間の比」が逆比になるのは、どんなとき?
という質問を投げかけてみて下さい。

もちろん答えは、「距離」(「道のり」)が同じときのみです。
ここが意識できていないお子さまが、意外に多いものです。
その他のパターンも整理しますと、

・「距離」が等しい
→「速さの比」と「時間の比」は逆比

・「速さ」が等しい
→「時間の比」と「距離の比」は同じ

・「時間」が等しい
→「速さの比」と「距離の比」は同じ

となります。

速さの問題のみならず、算数の問題では「等しいもの」を見つけることが大切です。
文章題、あるいは面積比の分野などでも同じことです。
「等しいもの」と「異なるもの」を意識することで、問題を解くことに繋がっていきます。

Instagramにスライドをアップしてあります。
是非ご覧ください。


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斜めにも進める道順問題 [中学受験算数]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

本日ご紹介するのは、道順の場合の数です。

2018年 城北埼玉中 問3

ポイントは、「斜めにも進める」ことです。
これによって、最短距離のとらえ方が変わってきます。
それに伴い、「1, 1・・・」と数字を書き込んでいく方法では考えにくくなっています。
そのため、リンク先では順列の考え方を利用しています。
是非ご覧ください。


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8月の梅雨明けは珍しいのか [コラム]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

四連休が終わりました。
この四連休は追加授業等でそれなりにスケジュールが詰まっていたのですが、
関西は連日強い雨に見舞われ、オンラインに切り替わったり、あるいは授業が振替になったりと
なかなか調整が大変になりました。

こういったことがあるので、数年前からスケジュールには少し余裕を持たせるようにしています。
以前は週7日埋まっているのが当たり前だったのですが、今では予備日(休日)を設けています。
そのため指導できる生徒さんの人数が減ってしまっていて申し訳ないのですが、
一人一人の授業の品質維持の意味合いもかねて、少し「遊び」を持たせています。


さて、今日は午前中から小学三年生の浜・最高レベル演習です。
その後は夕方から中学生の英語・数学指導ですが、本日も天候が心配です。

例年ですと、既に梅雨明けしているはずの時期です。
今年は、このままいけば8月中の梅雨明けもあるかもしれませんね。
8月中の梅雨明けはさすがに珍しいのではないかと思い、調べてみました。
近畿地方の梅雨明けの確定値です。

https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu07.html

最後に8月に梅雨明けがあったのは、2009年だそうです。
ちなみに2009年は梅雨入りは早かったようなので、いわゆる「長梅雨」ですね。
その後は7月上旬の梅雨明けもあったりと早い梅雨明けが多かったようなので、
今年はより一層遅く感じるのかもしれません。

その前は2003年で、2003年が初の「8月梅雨明け」だったようです。(8月1日)
天気の予測技術も向上しているでしょうし、梅雨明けの基準も少しくらいは変わっているかもしれませんので、一概には言えませんが・・・
データ上では、8月の梅雨明けは現時点では「とても珍しい」と言えるでしょう。
ただし、2003~2020年の18年間で(今年を含めれば)3回あったことになりますので、
今後次第では、珍しいとは言えなくなるでしょう。

大雨に繰り返し見舞われている地域もあります。
早く明けて欲しいですね。


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正十角形の性質 [中学受験算数]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

今日は午前中から、オンラインにて高校生の授業をしていました。
本来ならばご家庭に伺う予定だったのですが、今日も荒天が予想されるためにオンラインに切り替え。
校内模試があるので来週くらいには伺いところですが、コロナも勢いがありますし、うーん・・・。

さて、今日は図形の話です。
正十角形の性質は?と聞かれると、パッと思いつく人の方が少ないでしょう。(書くのも難しいしね)
その性質の中に、「辺と対角線が平行」というものがあります。
そう、それはまさに正五角形と同じです。
この性質を使った問題を、本日はご紹介します。

2020年 雙葉中学校 問3

テキストに載せたくなるような、お手軽で良い問題です。
説明もしやすいです。
おススメです。是非解いてみて下さい。


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この夏の過ごし方 [教育全般]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

受験生にとって、「勝負」と言われる夏がやってきました。
ただ例年と違うのは、その夏休みが短いことです。
学校によっては、8月の終業式までフルタイムで授業があるところもあります。

小学生も例外ではなく、地域によってかなり差があります。
そのため塾の講習の時間もやや短めで、その分をオンライン授業などで補う形のようです。
(あるいは休みの日が少ない、といった形のようです)
よって、学校の時間が短い・休みが多い地域の受験生はラッキーです。
現に、そういった地域の方々からは追加指導の依頼を頂いています。

この差はどうしようもありませんが、ある程度響いてくるかもしれません。
中学受験生の場合は学校に行っても成績が伸びることは普通ありませんから、
学校の時間は少なければ少ない方が良いのです。

逆に言えば、学校の時間の多い地域の受験生は、思い切って休みの日を作るのも手でしょう。
COVID-19感染者が増えてきたこともあり、そのような選択をする受験生も多いと思います。
(中には夏期講習も映像授業に切り替えた生徒さんもいるくらいです)

受験生にとっては「志望校合格」に少しでも近づくことがこの夏の目標です。
その目標から逆算して、この夏に取るべきスタンスを決めて欲しいと思います。


今日は今からオンラインで小6の算数の授業です。
明日は午前中から対面で小3算数(浜最レ)、明後日も午前中から対面で高校生英語・化学です。
なかなか忙しい連休です。

それでは。


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応用力をつけるための、基本問題のとらえ方 [教育全般]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

今日は応用力についてです。
よく「応用力が足りない」といった声を頂きます。
応用問題は基本問題の集合体ですから、応用力は基本への理解度の深さが関係してきます。
「本質」を掴めているかどうか、あるいは問題の存在意義を理解しているかどうかです。

ただこれはなかなか難しいことです。
というのも、教える側がそれを理解していないことが多いからです。
問題・解答をなぞるだけの指導がされることも多いのですが、それでは身に着かないことです。

Instagramに具体例を挙げて説明しています。
是非ご覧ください。

プロ家庭教師の知力会 Instagram

応用力は、センスだけの問題ではありません。
そもそも、センスで乗り切れない時期はどこかで必ずやってきます。
その時に、上に書いたような考え方が必要になってくるでしょう。


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短針・長針の位置が入れかわるまで、どれだけかかるか? [中学受験算数]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

今日は時計算の話です。
時計算は旅人算の一種ですから、短針・長針の動いた角度の「差」または「和」を考えます。
しかし、時計の針の動く向きは普通「時計回り」ですから、ほとんどの場合は「差」の問題になります。

ですが、一部例外が存在します。
本日ご紹介する問題も、その例外に当たります。

2011年 甲陽学院中 算数 第一日 問5(2) ~時計の短針・長針の位置の逆転~

当然ですが、動いた角度をキッチリ作図してください。
その後の考え方は、少しコツが必要です。

昔からある問題です。
一つのパターンとして押さえておくべきでしょう。


さて、今日は中学生の数学・英語の指導です。
数学は平方根と相似の利用。
英語は5文型から、時間があれば助動詞willまで行くかもしれません。

それでは。


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2020年 7月12日実施 日能研学習力育成テストについて [中学受験算数]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

先日の学習力育成テストにて、生徒がかなりの高得点を取りました。
平均点からしても素晴らしい点数で、これ以上望むものはないと言えるレベルでした。
彼は「共通」と「応用」なのですが、「応用」で最後の問題を唯一間違えました。
その問題について、お話します。

20200712 日能研育成テスト_page-0001.jpg

結論から申し上げますと、上の3つの図形の体積比が出題されていました。
もとの立方体基準で考えて、
(1) 三角すいを4つ切り落としてできる正四面体
(2) その正四面体から相似な三角すいを4つ切り落としてできる正八面体
の体積比を求めるものでした。

(1)から(2)の流れなので少し難しく感じますが、実は(2)単体だともっと単純に考えられます。
立方体と底面積・高さを比べると、底面積は1/2倍、高さは等しいですが「すい」なので、
1/2×1×1/3=1/6倍、とすぐに出てくるわけです。

騙された!と思った受験生も多かったかもしれません。

このことは、次の問題の他の解法の可能性を示唆しています。

2020年 西大和学園中 問3(2)

この問題も、立方体を介して体積比を求めることが可能である、ということが分かります。

解く側は細かいことは考えていないとは思いますが・・・
教える側からすると、様々な場面で紹介できる、良い問題でした。


さて、今日は夕方から中学生のテスト対策です。
中学生と言っても進学校の中3ですから、内容は高校です。
数学メインで、場合の数と確率、そして二次関数がメインです。
既にテスト範囲内のアヤシイ問題は把握してありますので、それを中心に指導します。

それでは。


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「目的」と「手段」のすり替わり [コラム]

こんにちは。
家庭教師の知力会です。

世間では「Go Toキャンペーン」が話題をさらっています。
感染者が増える、いわば第二波とも呼べるこの状況で予定通り実施されることになったのは、
いわば「手段」が「目的」化してしまったからでしょう。

本来は、「観光地を支援する」ことが目的だったはずです。
しかし、広告代理店など様々な利害関係者が絡んだ結果、凍結することが不可能な状況になりました。
「今更やめられない」ということですね。
つまり、本来「手段」であるはずのGo Toキャンペーンは「目的」へと姿を変えました。
お金が動いちゃったんだから何が何でもやるのだ、と。

東京オリンピックも、似たような話なのかもしれません。
ただ、オリンピックの場合は「目的」そのものが本来のものとは既に別のものになってしまっているので、
ここでは触れないことにします。

この「目的」と「手段」がすり替わるというのは、日常で良く見られます。
交通違反の切符、学校の校則の取り締まり、そして学校や塾の宿題・・・などなど。
「目的」がおざなりになった結果、「とりあえずやればよい」という状況になり、
「手段」が「目的」になってしまっています。

この点、教育においても強調されるべきだと思います。
子どもたちには、「目的」ありきの「手段」であることを教えていくべきではないでしょうか。


さて、今日は夕方からオンラインで小6の算数が2件、入っています。
一人目は、志望校をランクアップさせようかどうか迷っているそうです。
二人目は、先日成績が急に伸びた生徒です。(驚くべき進歩でした・・・!)
算数がネックだった生徒が算数で大コケしないようになると、とても楽です。
成績も安定してきます。
(逆に、国語がネックだとそれなりに苦労します)

成績を伸ばすという「目的」から、「手段」を逆算して指導し、また学習してもらった結果が
出てきたように思います。

まだ半年もありますから、その間も同様に指導していきます。

それでは。


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