この夏の過ごし方 [教育全般]
家庭教師の知力会です。
受験生にとって、「勝負」と言われる夏がやってきました。
ただ例年と違うのは、その夏休みが短いことです。
学校によっては、8月の終業式までフルタイムで授業があるところもあります。
小学生も例外ではなく、地域によってかなり差があります。
そのため塾の講習の時間もやや短めで、その分をオンライン授業などで補う形のようです。
(あるいは休みの日が少ない、といった形のようです)
よって、学校の時間が短い・休みが多い地域の受験生はラッキーです。
現に、そういった地域の方々からは追加指導の依頼を頂いています。
この差はどうしようもありませんが、ある程度響いてくるかもしれません。
中学受験生の場合は学校に行っても成績が伸びることは普通ありませんから、
学校の時間は少なければ少ない方が良いのです。
逆に言えば、学校の時間の多い地域の受験生は、思い切って休みの日を作るのも手でしょう。
COVID-19感染者が増えてきたこともあり、そのような選択をする受験生も多いと思います。
(中には夏期講習も映像授業に切り替えた生徒さんもいるくらいです)
受験生にとっては「志望校合格」に少しでも近づくことがこの夏の目標です。
その目標から逆算して、この夏に取るべきスタンスを決めて欲しいと思います。
今日は今からオンラインで小6の算数の授業です。
明日は午前中から対面で小3算数(浜最レ)、明後日も午前中から対面で高校生英語・化学です。
なかなか忙しい連休です。
それでは。
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応用力をつけるための、基本問題のとらえ方 [教育全般]
家庭教師の知力会です。
今日は応用力についてです。
よく「応用力が足りない」といった声を頂きます。
応用問題は基本問題の集合体ですから、応用力は基本への理解度の深さが関係してきます。
「本質」を掴めているかどうか、あるいは問題の存在意義を理解しているかどうかです。
ただこれはなかなか難しいことです。
というのも、教える側がそれを理解していないことが多いからです。
問題・解答をなぞるだけの指導がされることも多いのですが、それでは身に着かないことです。
Instagramに具体例を挙げて説明しています。
是非ご覧ください。
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応用力は、センスだけの問題ではありません。
そもそも、センスで乗り切れない時期はどこかで必ずやってきます。
その時に、上に書いたような考え方が必要になってくるでしょう。
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普段できてもテストでは・・・ [教育全般]
家庭教師の知力会です。
今日は学年関係なしの話です。
「普段できているのに、テストではできない」。
そんなお子さま、いらっしゃるのではないでしょうか。
原因はさまざまに考えられます。
そのうち、いくつかピックアップしてみましょう。
1. 数字・解き方を丸覚えしてしまっている
丸覚えが得意なお子さまに起こりやすい印象です。
学習をしていないわけではないので、責めるわけにもいきません。
かといって、やり方を変えさせるのも難しいです。
本人の特質によるものが大きいことが、多々あるためです。
そうなりますと、インタラクティブな学習で理解度を測る以外ありません。
学校の教材をこなすだけでは、埒があかないケースになります。
2. 普段の学習では答えを見ながらやっている
正解している自信が持てないため、答えを見ながら学習を進めているケース。
これで上手くいく子もいますが、多くは「自分で考えを進められない」パターンに陥ります。
個別指導でも注意が必要です。
下手な講師だと、問いかけせずに先の一手を生徒に伝えてしまいます。
「生徒を引っ張っていく」・「生徒に考えさせる」のさじ加減が、個別指導では大事なのです。
3. そもそも普段から答えを丸写し
信じられないと思われるかもしれませんが、よくあるケースです。
しかも、かなり丁寧に見ないと発覚しません。
(学校でもスルーされがちです)
もちろん、学力はほとんど身に着きません。
対処は大変に難しいですが、結局は一問一問理解度を確認する以外ないでしょう。
以上のようなものが考えられます。
いずれにしても、「気づかれにくく」かつ「直すのに時間が必要」です。
よって、早めに気づくことが必要です。
ご家庭で難しい場合は、プロの家庭教師または評判の良い個別指導塾に相談するのが良いでしょう。
それでは。
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計算ミスの原因は計算にあるとは限らない [教育全般]
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過去問ってやらなきゃだめなの? [教育全般]
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灘中学校過去入学試験問題集2021年春受験用(実物に近いリアルな紙面のプリント形式過去問) (兵庫県中学校過去入試問題集)
- 出版社/メーカー: 教英出版
- 発売日: 2020/04/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
勉強にもイップスはあるのではないか [教育全般]
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教育開発出版 教材展示会 2020 [教育全般]
昨日は、神戸のハーバーランドで開催されていた、教育開発出版様の展示会へ伺いました。
教育開発出版は、「新中問」「MY CLEAR」、数学の「BEKI」などで知られます。
これらの教材は個人では基本的に購入できず、学校や塾への専売となっています。
僕も零細ではありますが「家庭教師業者」。
「塾」のような扱いとなり、時々購入して使用しています。
「新中問」は全面改訂となりました。
指導要領が改訂されることに伴うものですが、それ以外にも工夫がされていました。
例えば、理科においてはQRコードを読み取って実験動画が見られるようになっています。
英語にしても、発音の解説が動画で見られます。
他にも、合同で展示会場にブースを出されていた、「えいすう総研」さん。
ここは「パズル道場」で有名ですが、LOGICTREEというシステムが興味深かったです。
後日サンプルを頂く予定ですので、理数系に興味のある生徒さんにも紹介しようと思っています。
個人的にもいろいろな方とお話させていただき、意見を言わせていただいたりもしました。
教育も、ここから10年くらいで様変わりする部分が出てきそうですね。
(どんどんお金がかかる方向に行っているのが気になりますが・・・)
さて、次回以降は、2020年の中学入試問題から興味をそそられた問題をピックアップします。
まずはやはり灘中。
なのですが、今年は凝った問題が少なく・・・(灘っぽくないと言いますか・・・)
たくさんは紹介できませんが、楽しみにしておいてください。
それでは。
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出来る子、ってどんな子? [教育全般]
(その次に、処理能力かなと)
そしてその発想力は、
①一つの事柄から多くの事柄を素早く(あるいは瞬時に)思いつく
②そしてそれらをつなぎ合わせて思考できる
の順で成り立っているのかなと思っています。
特に①に関しては差が顕著です。
僕の周りにも優秀な人間は山ほどいますが、人生を5周してもたぶん追いつけません。
持って生まれた才能の側面と育つ環境もあるとは思うのですが、かといって諦めるものでもありません。
それなりに鍛えることはできるのではないかと思います。
お子様が小さいときから始めるのが良いでしょう。
例えば、「数字の1(一)ってあるよね、何か思い出さない?」みたいな感じで会話してみてはいかがでしょうか。
素直な時期であれば、必死になっていろいろと思い出そうとしてくれるでしょう。
その「思い出そうとする」が大切です。
スポーツと同じで、その思考回路を鍛えれば一定水準までは到達するはずです。
この能力は、何をするにも必要です。
自分自身においても、年々実感しています。
勉強以外にも生きてくる力ですので、是非楽しく鍛えてみて下さいね。
さて、今日は高校生の英語・数学の指導。
数学は数Ⅰ・Aの復習で「三角比」、英語は速読英単語とVintage(英文法)の予定です。
それでは、失礼いたします。
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英語 民間試験利用 見送りについて [教育全般]
家庭教師の知力会です。
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さて、ニュースでも騒がれていますが。
大学入試の英語において、民間試験の利用が見送りとなりました。
この問題の本質は、結局のところは「受験生のことを微塵も考えていないこと」でしょう。
入試改革は誰のためにあるのでしょうか?
民間企業が潤うためでしょうか?
「子どもの学力のため」という視点が、まったく欠けていると言わざるを得ません。
「いやいや、入試問題では実践的な英語力を測れないよ」という意見があるのは確かです。
しかし、ではなぜ英検など民間の試験で高得点の人も、英語を実際に運用できないことが多いのでしょうか?
そもそも、「試験」の形を取った時点で、対策すれば点数は取れてしまいます。
本質的な能力の部分はさておき、とにかく点数を取ってしまえば良い・・・
どんな試験でも、そうではありませんか?
ですから、先ほどの「入試問題では・・・」は意見として弱い。
入試問題のみならず、民間の試験でも結局同じことです。
で、結局のところは失言によって受験生は「救われた」形になります。
もう、現場は無茶苦茶です。
生徒、学校、保護者。
誰も、本当に誰も得をしていません。
この先、入試制度はどうなっていくのか・・・
不安だけが残り、不信感がより強まった今回の一件でした。
教える側も、付け焼刃のテクニックを伝えるだけではダメですね。
なにせ、どうなるか分からないのですから。
さて、この後も英語を高校生に教えてきます。
この生徒も、英検取得を目指していた一人。
今回の件で、英検を取るのはとりやめになりました。
教育は、生徒中心であってほしいものです。
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単純化の大切さ [教育全般]
例えば今、中1の生徒に不等式を教えています。
学校の授業では意味不明だったらしく、アドバイスを求めてきました。
僕は一言こう言いました。
「いや、方程式と大して変わらないよ?」
どうやらその一言で納得したらしく、問題をスラスラ解き始めました。
もちろん、xの符号がマイナスの時の話などは、後でしました。
(わざと最初は間違えさせるのがポイントです)
そして、連立不等式になったとき、方程式との違いに気づくでしょう。
確かに、不等式と方程式は違うものです。
でも、いきなり細かい話をするよりも、「方程式みたいなもんだよ」と単純化してやる方が良いこともあるわけです。
ほら、「時には良いウソもある」なんて言うじゃないですか。
学校のカリキュラムに対して、おエラい先生方やちょっと学んだ学生が、強烈な批判を浴びせることがあります。
「こんなの嘘だ」「もっと背景まで教えないといけない」
実際にそうすべき場合だってもちろんあるのですが、果たしてそれは子ども目線なのでしょうか。
子どもの理解につながるのではあれば良いのですが・・・
そうでなく、意見を主張するだけのための場合も多いです。
子どもの理解度・目線で考えると、「ちょっと違うけどまあこんなもんでいいや」がベストなことだってあります。
そもそも、皆が学者を目指すわけではありませんからね。
100%な内容を教わって40%しか理解しないことと、内容は70%だけれどもその80%を理解していること。
どちらが良いの?という話です。
(それを僕たち大人は「要領」なんて言っているかもしれませんね)
「単純化」、経験からしても有効な手段です。
今後も恐れずに使っていきたいと思います。
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