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2つのIf [英語]

物事を学んだり記憶したりする際、ついつい単純化してしまいがちです。
一時的に単純化する分には構わないのですが、どうもそれで完結してしまっている人が多い気がして、
そこが問題だと感じています。

例えば、Ifの節内の時制。
「Ifの中には未来形は来ちゃだめだよ」と単純化されて習い、そしてそのままになっている人が多いです。
覚える側も、If→未来形×と刷り込んでしまうんですね。

実際には、Ifには大きく分けて2種類あります。

①副詞節を導くIf 「もし~ならば」
②名詞節を導くIf 「~かどうかということ」

①では、節内に未来形が来てはいけません。
学校ではこれを最初に習うので、どうしてもIfに未来形はダメだと強く思い込んでしまいます。
でもその後数年してから習う②のIfの節内には、未来形が来ても構いません。
間違いやすいので、よく狙われるポイントです。

さて、ではどのように区別すれば良いか?という話ですが・・・
まず、①の副詞節に関してですが、Ifの入っていない方の節が、文として成立しています。
例えば、
If it rains tomorrow, I will stay at home.
の文で言えば、I will stay at homeがこれだけで文として成立しています。
「文として成立」とは、5文型のうちいずれかの形になり意味が完結していることです。
「意味が完結」という表現をしてしまいましたが、要するに他動詞なのに目的語が無い場合がダメなんですね。
つまり、
be動詞など→SVC
自動詞→SV
他動詞→SVO SVOO SVOC
となる場合に、「意味が完結」と言えるわけですね。

一方、②の場合はどうでしょう。
He asked if I liked Chinese food.
「彼は私に中華料理が好きかどうか尋ねた」
さて、この場合はifの入っていない部分、He askedの部分の意味が完結していません。
askは普通は他動詞として用いられ、目的語が必要となります。
これでは文として成立しているとは言えません。
ではその目的語はどこにあるか?
それがIf節が導く、名詞節なんですね。
名詞節だから、目的語になることができます。

このように、単純化されて習ってしまうIfですが、結構ヤヤコシイのです。

もちろん単純化が全て害悪だとは思っていません。
物事の理解には段階があり、最初は単純化して頭に入れていくことは必要です。
問題なのは、単純化すること自体ではなく、そこで完結したと思い込むことです。
それでは物事の本質にたどり着けないでしょう。

子ども達がそうして本質にたどり着く、その手助けができればと常に思っています。


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