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夢を追う [教育全般]

「将来の夢は、何ですか?」

小学校などで、よくされる質問だと思います。
しかし、こういった質問は中学高校に入るとなかなかされなくなり、その代わりに
「どこの大学へ行きますか?」なんて質問がされるようになります。

受験指導をする自分だからこそ、敢えて言いたい。
どこの学校へ入るかといったことは、本来は単なる過程として存在するべきだと。
最終目標とするべきではないと考えています。

ただ、そんな考えは今の日本では許容され難いのもまた現実。
就職で失敗すると、大変な目にあう。
と言うことは、大学受験に失敗すると大変な目にあう。
と言うことは、中学受験も失敗すると大変な目に合う。
100%ではありませんが、12歳くらいまでの学習量によって、人生の道筋がある程度決まってしまうわけです。
たしかに、幼少期の学習は大切です。
若ければ若いほど吸収はよく、その時期に身に付けたことはなかなか抜けません。
しかし、人生の最初の6分の1くらいの期間で7割くらいの生き方が定まってしまう傾向は、果たして良い傾向と言えるのでしょうか。

詰め込み学習についての批判などもありますが、詰め込まざるを得ないように社会ができています。
教育を変えるためには、教育課程を終えた者の受け皿である社会を変えることでもあります。
教育課程だけ変えたって、「ゆとり」やら「過度のつめこみ」やら言われておしまいです。

社会がどう変われば、教育を変えられるか。
新卒至上主義、学歴主義など、議論の余地のある事項が多いと思います。
自分の中でも、答えはまだ出ていません。
その上、変えて行こうとするならば自分一人では少し難しいです。

ですから今は、自分一人に出来る範囲で、一人一人の生徒に沢山のことを教えていっています。
受験に役立つ事項だけでは、全くの不足。
僕の元から卒業し、学習や経験を積み重ねる上で少しでも役立つことを、精一杯。
自分の仕事の意義は、ひとまずそこなのだろうなあ、と。
最近気づいたのでした。


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