大学に実学は必要か

最近文部省が、大学にもっと実学を取り入れるように・・・と議論をしているようです。
（すみません、ソースの記事のURLが見当たりませんでした）

僕の意見とすれば、これは「正しい・間違っている」以前の問題で、「馬鹿らしい」。
大学は、教授を目指さなくても、あるいは大学院に進学しなくても、研究を学ぶ場です。
そこが高校までとの大きな違いだと思いますし、そうあるべきです。
有能な研究者は国、それどころか世界にとっても必要ですし、研究を学ぶことで得られるものは、仕事にも生かせる。
大学という機関は、そこに力を注ぐべきなのです。

では、実務的な実学を学ぶにはどうすれば良いか？
そんなもの、いくらでも学ぶ場はあります。
例えば、高専（高等専門学校）や各種専門学校です。
その他、教材はいくらでも売っていますし、如何様にもなるでしょう。

ですから、大学に実学の指導を強要すべきではないと思うんです。
大学の存在価値が、失われてしまいます。
せっかく棲み分けが出来ているのですから、そこをわざわざ合わせにかかる必要性が、一体どこにあるのか。
僕には全く理解ができません。

文部省には、大学の存在意義を改めて考えて欲しいと思います。
そうでないと、現場から「だから役人は使えないんだ」なんて言われてしまいます。
時代の流れなのかもしれませんが、時代に流されてはいけない部分もあることを、示して欲しいものです。


さて、本日が中学受験生の指導です。
算数の指導を行う予定で、公開模試の復習後、売買算から図形へと進みます。

それでは、失礼いたします。


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