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「消費税カット」は8%引きではない [身近な算数]

皆さん、こんにちは。
GWも終わってしまいましたね。
僕のGWはと言うと、離島でバカンス・・・な訳はなく、子供達のために奔走しておりました。
とは言っても友人と食事する時間くらいはあったので、幾分息抜きできたかなとも思います。
浜学園で講師を務める友人とも会えて、有意義な話が聞けましたよ。

さて、またまた消費税が上がるとのことですが。
買い物をする際、たまに「消費税カット」なんて文言を目にしますよね。
あれ、よく勘違いされているんです。
勘違いには2種類あります。

①消費税分は税込み価格の8%と勘違いし、「8%引き」と表記してある(説明している)場合
②消費税カットは8%引きなので、税込価格からその8%を引いてしまっている場合

まず、①についてです。
定価が100円のものがあったとすると、消費税は8円で、税込み価格は108円です。
そうすると、消費税カットは「8円引き」となります。
でも8円引きは、税込価格からすると8%ではありません。
たしかに8円は定価の8%ではありますが、定価から8円引くわけではないので、
「8%引き」という言い方はおかしいですね。
割合の計算をすると、
8÷108×100=7.474・・・%
となります。
よって、「8%引き」とすると問題があるわけです。

次に、②についてです。
定価が1000円とすると、上で述べたように税込価格は1080円です。
すると、この108円の8%は86.4円になります。
よって「8%引き」をすると、
1080-86.4=993.6円
となります。これでは「消費税カット」どころではありませんね。
お店からすると、6円近く損してしまっています。
定価が1000円程度なので6円で済みますが・・・
大きな金額のものを多数売ると、これでは済みませんね。
このパターンはすごく多くて、僕自身もお店で「あれ?」と思ったことが何度もあります。
得しちゃってるので、絶対に言いませんが・・・笑


①、②ともに言えることは、割合を考える際に「もとにする量」が軽視されていることです。
8%って何の8%なのか?
そのことを、正確に考える必要があるのではないでしょうか。

割合は、「もとにする量」あっての割合です。
絶対的な量(10円、や50g、など)ではありません。
中学受験で躓きやすいポイントですが、同様にオトナも躓いているんです。

以上、消費税にまつわる誤解についての話でした。


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