高校受験の難しさ・・・

高校受験・・・特に公立校の受験の場合、ある悩みがつきまといます。

「内申点」

そう・・・こいつが結構厄介。

学区（あるいは、県）でトップの学校に行こうと思うならば、通知表は４と５で埋めないといけない。

どの科目も、です。

いくら苦手な科目があったとしても、悪くて４を取る必要があるわけです。


私立校出身の僕からすると、この制度は少々理解に苦しみます。

確かに、最低限の知識というのは、様々な分野にあって困るものではありません。

ただ、それは学校の学習という狭い領域で測られるべきではありませんし、

教師の顔色をうかがうものでも、学校のしょうもないテストで高得点を狙うことでもありません。


何かが、おかしいと思います。

この制度だと、個性が強すぎる子は、うまくいきません。

数学だけが極端にできる、という、将来が楽しみな子であっても、他の科目で３を取ればアウト。


こういう制度をとっている限り、優秀な子どもが私立に流出するのは当然でしょうね。

・・・そして、家庭の事情で私立に通えない子は・・・自分を殺して生きることになるかもしれません。


個性的な人間をなくしてしまう制度だと思います。

個人的には、内申点で半分決まってしまうような現行制度は、廃止すべきだろうと思っています。


個性は、殺すのではなく伸ばすためにあります。

個性を大切にして、自分の天職を探りながら生きる・・・

それが理想だと思います。


卒業シーズンに、そんなことを思いました。



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