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英語だけやっていれば英語は分かるのか [英語]

こんばんは。
少々バタバタしてしまい、約一週間ぶりの更新となってしまいました。

さて、今日は英語の話です。
英語教育が変わろうとしているようです。
小学校で必修化するだけでなく、高校英語の授業を英語で行ったり、教科書も英語で大意を把握することを重視する教材になるとか・・・。
ざっと見る限り、「文法軽視」と言われても仕方のない内容です。

今、世間ではとにかく「英語が大事」と叫ばれています。
楽天などの企業では社内公用語化もされたり、TOEICの得点でボーナスが出る会社もあります。
確かに、英語が出来て困ることはありません。
実際に企業が海外と仕事をする場面はあるでしょうし、その時に英語は必要でしょう。
英語圏の情報をダイレクトに入手できるといった利点もあります。

しかし、はたして英語ができればすべて良し、なのでしょうか?

と言うのも、こんな声も耳にするようになりました。
「英語しかできない学生・社会人の処遇に困る」と。
要するに、英語は出来るけれども、肝心の仕事ができない。
あるいは、もっとひどいのは、TOEICは取れているけれども英語は出来ない。
(おかしな事だと思われるかもしれませんが、十分に起こり得ることです。TOEICは英語など出来なくても、テクニックである程度取れます)

結局のところ、英語は出来るに越したことはないのですが、やはり前提として仕事が出来る・頭がキレることが肝要なんですね。
せっかくの英語を生かす場面まで自分を持っていくには、別の力が必要だということです。


ところで、「日本の英語教育は無意味だ」なんて話もあります。
おそらく、「英会話」の一点にクローズアップすれば、確かにあまり有意義な教育だとは思えません。
しかし、学術・ビジネスで運用する英語力を育成するには、意味のあるものになっていると考えています。
読解力、論理思考力。
それらの力も同時に鍛えられる仕組みになっており、英語力の育成にとどまらない、良いカリキュラムです。

裏を返せば、論理思考力・・・もっと言えば、国語力がないと、日本の英語は出来ないようになっています。
国語が分からないと外国語が分からないいうのは、一見おかしな話にも思われるかもしれません。
ですが、母国語における修飾の仕組みなどを理解していないと、外国語のそれは到底理解できません。

そう。外国語をやる前に、母国語をしっかりと学ぶ必要があるのです。

一方、最近の中高生・あるいは小学生を見ていて、国語力の低下を感じます。
漢字が書けないとかそういう話ではなく、とにかく文を作ることが苦手。
なので、英文和訳で単語ごとの意味が分かっても、その隙間を埋められない・・・。
これは、語学学習においても、もちろん致命的。


ここまで国語力が低下してしまた理由はよく分かりません。
しかし落ちてきていることは事実なので、早急な対策を望みます。
英語力英語力と役所の人間は口をそろえて言いますが、本当に落ちているのは国語力ではないでしょうか。

もう少し現場を見て教育改革を行わないと、またまた机上の空論で終わってしまうと思います。
日本人らしいと言えばそれまでですが、教育に携わる人間が机上の空論を交わしていては、国は良くならないでしょうね。


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