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水のふしぎ [中学受験理科]

水というのは、面白い性質をしています。

普通、三態変化で言えば固体・液体・気体の順に体積は増えていくはずなのですが、

水に関しては異なります。

むしろ液体のときの方が、体積は小さくなり、密度は高いのです。

そのため、氷に圧力をかけると溶けるんですね。


水は、4度のときに最も体積が小さくなります。

つまり、湖の底などにある比重の大きな水は、4度前後なのです。


ということは・・・

湖の底では、魚なども生きることができるわけですね。

表面が凍った場所でも魚が悠々と泳いでいるのは、決して魚が寒さに強いとか、寒さに鈍感だからというわけではないのです。


ちなみに、水が氷になるときは約10%体積が増加すると言われます。

では、逆に考えてみましょう。

氷が水になるときは、何%体積が減るか?

これは算数で問われることのある問題で、意外と誤答の多い問題でもあります。

答えはもちろん、10%

・・・ではありません!

水の体積を10とすると、氷の体積は11となります。

すると、

10÷11×100=90.909090・・・%

となります。

よって、体積は約9.09%減少となるわけですね。


10%とする誤答が多いのは、おそらく割合においての「もとにする量」の考え方ができていないからでしょう。

「AはBの何%?」

と問われたらば、「の」の前のBがもとにする量となります。

(Aは、比べられる量と呼んだりします)


理科と算数が混ざった話になりましたが、科目の枠は関係なしに学ぶ姿勢は大切です。

実戦力を養うことにもなりましょう。


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http://leo-edu.blog.so-net.ne.jp/2010-04-15
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