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図を描け、手を動かせ。 [中学受験算数]

算数を指導する機会の多い僕ですが、

算数が苦手な生徒さんのかなり高い割合が、同じ症状を抱えています。

図を描かない・描けない

ということ。

できない子に限って、いきなり式にあてはめて解こうとしたり、えらく無茶な式を立式します。

当然、そんなにすぐに解ける問題ばかりではないので、そんな子たちは、まったくできません。


なぜこんなことになるのだろうか?

最近、よく思います。


もしかすると、塾のカリキュラムに問題があるのかもしれません。

今の塾はたいていどこでも、公式を教えて、それを当てはめて演習、という形をとります。

その当てはめ演習の割合が多すぎるのではないか、とも思います。


あるいは、早く解こうとするあまりじっくり考えることを忘れている、という可能性。

小さなころから公文式を習っている、いわゆる英才教育型の子に多いですが、

どうも問題を見るとすぐに式を立てて1分くらいで解けないといけない、と思っているのか何なのか、

とにかくスピードしか見ていません。

野球で言うと、150kmを投げるノーコン投手。

こりゃあいけない。


前者、塾のカリキュラムについては・・・これは仕方ありません。

大人数の指導なんて、そんなもんです。

画一化されたカリキュラムで平均的に教えるならば、それしか方法がありません。

所詮大人数指導なわけです。


後者に関しては。これは保護者の方の勘違いによるところが大きいでしょう。

おかしな啓発本を読んで勘違いした。

変に焦りを感じて勘違いした。

まあいろいろあるでしょうが、結局は勘違いです。

じっくり考えるクセをつけないと、灘も東大寺も、ムリです。


本当の難関校は、単純思考だけが速いコンピューター人間を求めているわけではなく、

ましてや、ただの社会の歯車一級候補生を求めているわけではありません。

本当にものを考えられる人間自由な発想の人間

そして、幅広い知識を持つ人間


だから難関校は自由であることが多く、一見勉強をしていないように見えるのです。

しかしもちろん、実情はそうではありません。

単純な勉強なんて、できて当たり前だと思って日々すごしているのです。

中学時代からビジュアルベーシックをいじったり、ユークリッド原論を買ってきて読んだり。

(↑実話です)

そういうことにこそ、むしろ興味を持つべきなのです。


人間としての目標は、高い位置を目指しましょう。

「受験」という、低いレベルで見てはいけません。


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詳しくはこちら↓
http://leo-edu.blog.so-net.ne.jp/2010-04-15
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